今日は2024年1月22日です。
新学期を迎える直前、買主様のニーズにあわせるように、殆どの建売ビルダーの決算期は3月末。なので2月や3月は例年大幅値引きがありますが、100万円引き200万円引きが通常です。
ちょうど一年前2023年の今頃、新築建売の業界では300万円400万円の大幅な値引が相次ぎました。私達でも初めて見るレベルの大幅値引。
後で聞いた話によると、昨年は原価で売却や、なかには大赤字で在庫を現金に換えていたビルダーもあるようです。
2023年4月以降の前向きな見込みが読めない状況下にあって大手建売メーカーが現金化を急いでいたということになります。あの時に行動力があって意思決定できたご家族は大正解、花マル二重マルだったと思います。
今年の2月3月の値引はどうか??
2023年度も通年とおして、一昨年と同様、新築建売の売れ行きは芳しくなく、今年の2月や3月にもまたとんでもない大幅値引が打ち出されるのでは!!!と期待する向きがあるかもしれません。
残念ながら昨年とは状況が変わっているようです。ビルダーによっては大きく値引き出来ない物件が増えています。
どうして値引き出来ないのかというと、大手建売ビルダーが例年なら200棟建設するところを130棟に絞るなどして、販売目標を下げています。
だから昨年と比較して今年度は販売戸数減を織り込んだ事業計画をたてていると聞きます。
そのうえで利益を確保しないと会社が成り立たない。なので大幅値引できない。こんな状態です。
当然、我々不動産仲介業者はお客様のために好条件を勝ち取りにゆきますが、建売ビルダー自体が3-4か月待てばいずれ売れるだろう・・・と我慢するようになってきています。
昨年までだと、2ヵ月待てば次のお客さんが現れて、いずれ売れるのはわかっているけれど、会社の上席からは『早く売りなさい!』と詰められる。仕方なく『もう100万円くらいなら値引きしてもいいや・・』というなりゆきで売ってくれていたと思います。
それが、大手建売ビルダーも、経営陣から現場の担当者にいたるまで以前なら辛抱できなかった2ヵ月や3カ月間の我慢。今ではこの我慢をするということが身についてしまいました。以前のように勢いでは売ってはくれないのです。
これからマイホームを検討する方、以前に検討してたけれど小休止していた方も、すでに新築建売が最近売れていないという情報をご存知だったのではないでしょうか。
売れないんだから今後売りに出される物件は、値段が下がるんじゃないか!!とお考えではありませんか?
残念ながら、これからも値段は下がらないと考えます。
飯田グループホールディングスという日本の最大手の会社が全国で年間1万棟以上の新築建売を作っていたのですが、これらの会社が建築を3割減するだけでキッチン・浴室・外壁材の発注量は3000戸分減となります。トイレだと2階にもあるので6000個減!!
この波はリクシル・ニチハなどの大手建築資材メーカーにもおよび、数が減る分、単価を上げなくてはなりません。建材の値上げ要因は円安だけではないのです。
また、建売ビルダーのなかには値上げやむなしなので新築建売にしては高級感のある路線に舵を切った会社も見受けられます。このちょっと高い新築建売を時間をかけて丁寧に売る。
ただただ新築建売が売れない現状で、ビルダーは守りの戦略に進んでいます。
とはいえ、決算前のこの時期。この先1年を見通して最後のチャンス。というよりも値引きのタイミングはこの時しかありません。・・・昨年ほどのスーパーチャンスにはなりませんが。
そして、4月以降、来年の今頃まで値段交渉が難しい時期は続く・・・現場の最前線にいる私達はこう見ています。
Yes!不動産 代表 松田 貴志
https://baibai.yes-fudousan.com/company
2024年1月22日
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