建売住宅ご購入という前提
建売住宅も建築前に売買契約すれば、注文住宅のように建築プロセスを楽しめます。またコンセントを増設したり、外壁の色を自分好みに変更できることがあります。
ただし、あくまで建売住宅ですから「出来たものを買う」というお約束ごとであることが前提となります。
「変更についてはビルダー様が柔軟な対応をしてくれている」という前提を買主様にはご理解いただく必要があります。ビルダーの担当者様に数多くの提案や確認を求めたり、担当者様が難色をあらわしているにもかかわらず細かい要求をしては大変気の毒です。
軽微な変更
また、建築途中で設計上問題ない範囲の小さな変更をおこなう場合があります。これを建築分野では『軽微な変更』と呼びます。
「この部分を少し横にずらした方が良い」「この部分の高さを変更した方が良い」など、建築が進むなかで、現場で確認しながら総合的判断から最適となるよう軽微な変更がなされることがあります。全部が全部当初の予定通りになるわけでは無い点はご理解頂くようにお願いしております。
特に建物が建築確認を受けた後になる外構工事など、軽微な変更はしばしばあります。
駐車場と玄関ドアの数段のステップが１段増えたり減ったり、塀の高さ変更などがその例です。
注文住宅との違い
注文住宅と異なり、建売住宅ですのでこれらの変更を100パーセント買主様のご意見と顔色を伺って調整をしながら（工事をストップして）すすめるということはできません。
ただし注文住宅で必要となる住宅ローンの「つなぎ融資」の煩わしさやコストが無い点、注文住宅購入の場合と比較してはるかに物件価格が安くなる点（一千万から二千万円の違い）は大きなメリットとして見逃せません。近年、工事着工前の建売住宅の契約は多くの新築住宅購入者様に注目されています。
■ まとめ ■
・営業マンの間接経費が価格に上乗せされた注文住宅とは異なり、合理的に建設をすすめる建売住宅は大幅に安く物件価格が設定されています。
・建売住宅はビルダー様が建てた建物をそのままの状態で購入することを前提としています。
・変更等の相談をされるうちにご要望がエスカレートしすぎないようにお願いいたします。あくまで「建売住宅」であり「注文住宅」ではないことをご承知おきください。
・建築前の新築一戸建てを購入される場合は、建設途中で軽微な変更の可能性がある事をご承知いただく必要があります。
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