新築一戸建が良い? 中古一戸建が良い?

アメリカでは住宅取引の9割近くを占めるといわれる中古住宅と比較して、初物(はつもの)好きの日本では新築一戸建てや新築マンションが売買住宅の主流にあります。

食材でも初物(はつもの)は珍しさや割高といった印象であるのに対して、旬の食材はお値打ち感や品質の確からしさが期待できます。

住宅においても新築一戸建てと中古一戸建てを比較するにあたって双方に長所や短所がありますが、ワンパターンでしか住宅取得を考えられないのは勿体無いかもしれません。

近年、政府は中古一戸建て1棟1棟の価値を客観的に評価するホームインスペクション(建物診断)の普及を促すことで日本の中古住宅市場を世界基準に引き上げようと取り組んでいます。

これらの背景を知っていただき、あなたのマイホームには新築・中古どちらを選ぶのか考える際の参考になれば幸いです。

新築一戸建てか中古

予算内の立地で新築戸建てにするか、希望の立地で予算が足りない為、割安な中古建てにするか迷う時があります。それぞれのメリットとデメリットを良く把握して判断するようにします。

 

保証

新築一戸建
中古一戸建
10年間の保証
個人売主の場合よくて3カ月程度

「住宅品質確保法」では新築住宅の買主や発注者の保護のために、売主または請負人に対して、住宅のうち特に重要な部分について10年間の瑕疵担保責任を義務付けていますが、さらに、「住宅瑕疵担保履行法」により2009年10月1日より事業者(売主・請負人)に対し新築住宅に「保険加入」又は「供託」による資力確保処置が義務付けられました。売主が倒産しても第三者期間が保証します。
 
中古の場合はほとんどが保険に加入しておらず期間も3ヶ月(業者売主は2年~)と短くなっています。雨漏りや木材が腐っていたりなど、その間に発見しないといけまえん。

 

水回りの設備

新築一戸建
中古一戸建
誰も使っていない新品
使用年数、掃除によって差

新築の場合、バスの広さが1坪サイズが多く。キッチンは水栓ビルトイン浄水器と取り出しやすいスライド式収納になっています。ガスコンロは、お掃除しやすいガラストップでビルトイン食洗器付きの物件もあります。中古は配管などの老巧化も意識が必要です。

 

何年持つか

新築一戸建
中古一戸建
50年以上
40年-築年数

年々建物の構造や金具、建材の改良が進められています。最近の新築は、メンテナンス次第で50年以上はもちます。

 

価 格

新築一戸建
中古一戸建
大量仕入れにより割安
リフォーム費が割高かもしれない

建売住宅は他の現場とまとめて商品を大量発注するため資材が安く手に入ります。また工場である程度仕上げるため大幅なコストダウンにつながっています。

新築一戸建ては似たような築15年以上の中古一戸建てと比較して、ざっくりと1,000万円以上は金額に開きがあると考えるとよいかもしれません。ただしリフォーム費用が別途必要になります。

 

バリアフリー

新築一戸建
中古一戸建
段差なし、階段・浴室に手すり
段差がある、手すりがない

新築はバリアフリーの概念が浸透していて、段差が少なく、階段、お風呂、トイレには手摺がついています。売却を考えた際、中古になると検討するお客様は年齢が高めな方が多くなりますので有利になります。古い中古は段差が多い物件が見受けられます。
 

間取り

新築一戸建
中古一戸建
LDKが広く標準的
ダイニングのみや和室が多い

最近は、リビングの居心地を重視する間取りが増えています。広くしてカウンターキッチンにしたり、吹き抜けのある物件もあります。需要の多い夫婦二人で1室、子供二人に2室と客間として和室の4LDKが標準です。中古の場合はリビングがなくダイニングだけの物件も多くみられます。

 

耐震性能

新築一戸建
中古一戸建
年々強くなっています
旧耐震は崩壊の不安

新耐震(昭和56年6月以降)の建物は大地震に対応していますが、旧耐震は中規模の地震までです。阪神・淡路大震災後更に木造住宅における性能の強化を目的とした改正が2000年に行われました。住宅性能保証耐震最高等級も増えています。

 

住宅ローン減税

新築一戸建
中古一戸建
最大控除額40万円
最大控除額20万円

増税対策で、消費税が10%が、価格に入っている今の新築戸建は、住宅ローン減税が10年間で最高4,000万円の借入の1%(40万円)か、源泉徴収されている所得税額の低い方が戻ってきます。中古戸建は消費税がかからないため、減税の額が少なくなります。

また、他には登録免許税の軽減やすまい給付金など新築一戸建ての優遇措置も中古に比べ多いといえます。

 
その他、新築一戸建ての長所・短所

新築で満たされる感覚(新築 長所)

最終的に感覚で満たされるここちよさを新築一戸建て購入の第一の理由とする方は多いといえます。

新築でも追加工事が必要(新築 短所)

新築一戸建てであっても、空調・照明・雨戸・網戸・カーテンレール・テレビアンテナ・カーポートなど取得にあたり別途費用が発生します。

駅チカ立地は難しい(新築 短所)

駅から近い便利な土地には、すでに建物が立っています。実際には新築一戸建ての立地は郊外が中心となります。

 
その他、中古一戸建ての長所・短所

新築と比較して3~6割安価(中古 長所)

日本の税制の都合により木造住宅は新築から約20年で価値がゼロになるという考え方があります。使えるのに建物代はゼロ。土地代のみで購入できる場合があります。広い敷地の家に住める場合があります。

駅チカ立地も狙える(中古 長所)

築古物件であれば駅から近い場所でも手が届く価格の一戸建てが見つかるかもしれません。

付帯設備も使えることがある(中古 長所)

空調・照明・カーテン・テレビアンテナ・カーポート等付属でそのまま使える事があります。

大胆なリノベーションを楽しめる(中古 長所)

壁紙やフローリング、断熱材の新調だけでなく、キッチンや浴室等に特別仕様品を組み込んでオリジナリティ溢れる家を作りこむことができます。

維持費用が新築より高い(中古 短所)

取得後すぐに不具合に直面することもあり、最初から維持費用がかかることがあります。

 

新築 vs 中古について、ゼロか百かの答えはありません

「新築」 ≠ 「良い」   /   「中古」 ≠ 「悪い」

新築一戸建てでも欠陥住宅の可能性はあります。また、傾きが無く、定期的な外壁塗装や防蟻(ぼうぎ)処理がなされた手入れの行き届いている中古一戸建ての場合、むしろ作りの良いアタリ物件を見つけたともいえます。学区が変えられないなど検討エリアが狭い場合は中古戸建ても視野にいれないと購入できません。また、昔の家は広い土地が多かった為、広い土地を手に入れたい場合は中古が良いと思います。

20年を経過した建物でも優良物件は沢山ありますから、建物診断をして客観的視点から検討できます。

つまり新築一戸建ても中古一戸建てもメリット・デメリットがあるので、家族の「好み」「ライフスタイル」「予算」からより最適な方を選ぶようにします。

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